2014年10月17日
モバイルPCとなったR1シリーズの開発
モバイルPCとなったR1シリーズの開発
本格的なモバイルPCとなったR1シリーズの開発当時、軽量化と同時に「5時間以上使える駆動時間」という目標が掲げられました。
長時間駆動は、大型HP 620 ACアダプタを使えば簡単です。ただ、それでは軽さが命である「モバイルPC」は造れないため、開発チームはこの課題に頭を悩ませました。
そこで、まずは回路を見直し、電源オフ時に生じるわずかな電流の漏れを徹底的に解析してカット。可能な限り効率のよい本体回路を開発し、無駄な電力消費を抑えました。
その他、軽さ・消費電力などに関わってくる液晶パネルにも着目。光の通り道であるドットパターンを解析して改良することで、明るさを維持しつつ「薄く、省電力で、軽い」液晶が誕生しました。
これらの取り組みで、R1シリーズは当初の目標を1時間上回る、「約6時間駆動」を実現させたのです。
※1 JEITAバッテリ動作時間測定法(Ver.2.0/1.0)による駆動時間。HP ProBook 4710s ACアダプタ駆動時間は動作環境・液晶の輝度・システム設定により変動します。バッテリーのエコノミーモード(ECO)有効に設定しているときの駆動時間は、無効時の約8割になります。
※2 JEITA 2.0は近年の技術の進歩により、CPUや画像処理性能が向上し、また使用環境の変化により無線通信機能が一般的に使われるなど、機器の動作状態が変化してきている事に対応した新たな測定法です。
詳細はJEITAホームページ 別窓 をご確認願います。
※3 HDDモデルでは、標準バッテリーパック(L)は別売オプションとなります。HDDモデルに付属の軽量HP Probook 4530s ACアダプタ(S)装着時は、約8.5時間(JEITA 2.0)/約13時間(JEITA 1.0)駆動。
従来のPCはDell Inspiron 15R ACアダプタ交換の際、電源を確保できないため、一度電源を落として再起動する必要がありました。このわずらわしさを解決したのがMXシリーズで採用している「ホットスワップ」です。
ホットスワップは、バッテリーパックの残量が少なくなると、自動的に内蔵バッテリーへ切り替える機能です。
電源ONのままHP ProBook 4515s ACアダプタを外しても、電源を落とすことなくスムーズに交換できます。